皆さん、こんにちは。 この用語解説コーナーを任された七瀬紫苑です。 ここでは、L計画誌に関する様々な用語や疑問などを、Q&A形式でお答えしていきます。 その前に、注意事項を。 このコーナーは、ネタバレを含みます。 必ず本編を読んでから、お読みください。 その後、この解説を読んだあとに、もう一度本編を読み直してみてもいいかもしれません。 今回は深入りせずに、簡単に説明していきたいと思います。 難解そうな解答部分だけ見て、細かい説明は自分で想像してみると楽しい・・・・・・わけないですね。 では、さっそく行きましょう。 Q.「能力」って何? A.エーテルに概念を付与するための、先天的な能力。 特殊な能力です。 と、こう言ってしまうと身も蓋もないですね。 超能力とか、魔法とかで考えてもらうと近いかもしれません。 能力一つにつき、できることは一つだけです。 一つといっても、「炎を作って自在に操る」「身体能力を向上させる」などの幅広いものが多いですが。 能力は、能力者ひとりあたり1〜3つ程度持っているのが一般的です。 Q.「エーテル」って? A.空間上に偏在する、能力発動の源たる特殊エネルギー。 能力を発動させるために必要なものです。 燃焼という現象のために酸素が必要なのと同じで、能力を使うためにはエーテルが必要です。 酸素と同じで、地域により濃い薄いの差こそあるものの何処にでもあります。 科学の用語でもエーテルと呼ばれるものがありますが、別物です。 Q.「概念の付与」ってどういうこと? A.エーテルを変質させる要素を発生させる事。あるいは、エーテルを変質させる事。 能力を発動させる事だと思っていただければけっこうです。 これ以上は非常に難解になりそうなので、今回は割愛です。 Q.「魔獣」って何? A.異界に住む、エーテルを源として生きる生物。 異世界に住む生き物です。 ゲート(後述)をくぐってこちらの世界にやってくることもあります。 そういったものは、自身の力を高めるために、他の生き物を取り込もうとするものがほとんどです。 人間や能力者を主に狙うため、ヴァルハラの能力者が中心となって駆除を行っています。 美矢ちゃんみたいな例外もいますけどね。 Q.「ゲート」って? A.異界とこの世界とを繋ぐ、不定期に発生する一方通行の通り道。 異界とこちらの世界を繋ぐ穴です。 一方通行な上、不定期に現れたりサイズは小さかったりといろいろと厄介な性質があります。 なぜかこちらから異世界へ向かうゲートは出現頻度が低いようです。 Q.「身体強化能力者」や「独立機動方能力者」ってどういうこと? A.能力者としての種別を表すもの。 能力者は、主とする能力によっていくつかに分類されます。 自身の肉体を強化する能力を主とした能力者を「身体強化能力者(ブーステッド)」。 本人とは別に、擬似的な魔獣を作り出して使役する能力者を「独立機動型能力者(インディペンデント・モービル)」。 他にも長射程攻撃を主とする「射撃型能力者(シューター)」、 防御を担当する「守護型能力者(ガーディアン)」、 情報収集や分析を担当する「諜報型能力者(エージェント)」などもあります。 最初は来宮に勘違いされてますが、翼君はどちらかというと射撃型能力者ですね。 Q.能力者のクラスとは? A.能力者としての強さを示す、大体の目安。 上から順にS、A、B、Cとなっています。 Sクラスを除いて、かなり大雑把な区分けになっています。 もちろん、上に行くほど人数は少なくて、Sクラスだとたった5人しかいないとされています。 美那子ちゃんや来宮でBクラス、翼君でAクラスです。 一応、私もAクラスなんですよ。 Q.「ヴァルハラ」とか「ニブルヘイム」って? A.能力者同士の相互扶助組織。 能力者同士の集まりです。 ヴァルハラが最も大規模かつ比較的まともで、ニブルヘイムは完全に悪党連中だと考えてもらって差し支えないです。 ミッドガルドはちょっと特殊ですので割愛します。 自慢話になっちゃうからなんですけどね(苦笑) 私がミッドガルド、来宮がニブルヘイム所属で、 翼君や美那子ちゃんは組織に属していないフリーの能力者です。 Q.「エーテルコア」って何さ? A.能力の中核となるもの。 能力を使うのにどうしても必要なものです。 能力一つあたり1個、必ず存在します。 また、魔獣にとっては心臓部でもあります。 物理的には絶対に破壊不可能です。 例えば核ミサイルを打ち込もうと、反物質をぶつけようと、恒星の中心部に放り込もうと――――――。 能力が関わると破壊できる場合もありますが。 本編でも示されているように、それですら破壊は困難なのですが。 魔獣の場合、エーテルコアが破壊されない限り何度でも再生します。 ただし、肉体を完全に破壊してしまえばコアも連鎖的に自壊する場合がほとんどのようです。 Q.翼や来宮の能力はどんなもの? A.説明参照。 まず、来宮の能力《アルカイゲル》の説明から行きましょう。 人間大の四肢の捻れた四足獣を生み出し、それに攻撃させる能力です。 名前の由来は不明です。 そして、翼君の能力、《魔剣ダインスレイブ》。 重圧の刃で対象を叩き切ると言うものです。 普段は無意識下での制御がなされており、その真の力はコマンドワードを唱える事によって発動するようです。 せっかくですからコマンドワード、載せちゃいましょう。 善なるものも―――――― 邪なるものも―――――― 正しきものも―――――― 悪しきものも―――――― 昏き刃の一撃にてすべてを等しく葬り去らん 我が、願うままに 断ち切れ、魔剣ダインスレイブ さて、いかがでしたでしょうか。 引き続き、簡単な人物紹介も行っています。 ネタバレ満載なため、このページからしかリンクがありませんのでご注意を。 |
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