バトルテックとは、米国のFASAというゲーム会社から発売されている、シュミレーションボードゲームです。日本語版も、富士見書房から発売されています。
身長およそ12メートル、体重数十トンの人型機動兵器「バトルメック(通称メック)」が戦場の覇者として君臨する31世紀の未来世界を舞台として、プレイヤーはメックを駆るパイロット(メック戦士)となり、戦うわけです。
残念ながら日本国内でのサポートは事実上打ち切られてしまいましたが、ルールブック等の入手は可能ですし、根強いファンが今でもたくさん残っています(私もその1人です)
バトルテックのゲームとしての特徴は、こんな感じです。
- 特別な機器(テレビ画面や各種ハード等)を必要としない、非電源系ゲーム。ただし、いくつかの道具が必要
- 最低2人から、最大8人程度(あるいはもっと)まで一緒に遊べる対戦型ゲーム
- あらかじめ用意されたメックだけでなく、自分でオリジナルのメックを作り、それを使うこともできる
- 「メックウォリアーRPG」を使って、テーブルトークRPGとして遊ぶこともできる
「バトルテック」の世界における、最強の陸戦兵器です。メックは他の機動兵器に比べて総じて高い火力を持ち、その装甲は歩兵程度の火力では傷つけることすら困難なほど強靭です。また人型であることから地形適応能力も高く、数十トンもの自重を生かした強力な格闘攻撃もおこなえます。
メックに対抗することができるのはただ一つ、メックしかないのです。
人類は宇宙に進出し、「星間連盟」によって統治されていた世界。
しかし、さまざまな要因から星間連盟は崩壊、「継承権戦争」と呼ばれる戦乱によって技術力が後退し、メックや宇宙船の製造技術はすでに失われています。
メックを駆るメック戦士は限られたエリート(の、家系の者)のみであり、中世の騎士のような存在です。
詳しくはルールブックなどを参照のこと(笑)
なおレベル2ルールは時代が進み、失われた技術が復活した時代でのルールです。
中心領域と氏族に関しては他サイトの文献を参照にしてください(爆)
バトルテックを遊ぶのに必要な道具は、以下のようなものです。
- 6面体ダイス(サイコロ)1人あたり2個
- バトルテックルールブック
- 地形マップ
- メック状態記録用紙・行動記録用紙メック1機につき1枚ずつ
- 駒(フィギュアシートを使うか、身近なもので代用しても良い)メック1機につき1つずつ
- プレイヤー2人以上
現在富士見書房より刊行されている代表的な(私の読んだ事のある)ものを挙げておきましょう。
- バトルテック[メック戦闘ルール]
- ジョーダン・K・ワイズマン[著]清松みゆき/グループSNE[訳]安田均[監修]。3700円。
箱入りで、中にルールブック1冊、地形マップ2枚、バトルメック・フィギュアシート4枚が入っています。書店や専門のお店で注文すれば手に入ると思います。
- メックウォリアーRPG
- L・ロス・バブコックV世[編]清松みゆき/グループSNE[訳]。3700円。
バトルテックをTRPGとして遊ぶためのルールブックです。「バトルテック」には収録されていないメックや戦車のデータや歩兵用の装備、またバトルテック世界の詳しい世界背景なども載っています。
- メックウォリアーRPGリプレイ
- 残念ながら現物が手元にないため値段等の詳細がわかりません。
富士見ドラゴンブックから500〜600円ぐらいで発売されています…が、古本屋さんなどを探したほうが見つかる可能性は高いかも(^^;
実際に「メックウォリアーRPG」を遊んだ様子を読み物としてまとめた物です。
とても面白いのでオススメ。全4巻。ちなみに「バトルテックリプレイ集」もあります。こちらは全2巻。